「好転反応」ってなに?
整体の施術の過程で、一時的に起こる身体反応のことをいいます。
整体など施術の後に起こる好転反応として、筋肉痛に似た痛み、怠さ、眠気などが起こる。
これらの症状は、慢性的に疲労していた筋肉がほぐされて、溜まっていた老廃物が血液中に流れることが要因となります。
好転反応が起こる2つのパターン
①身体が大きく変化した場合。
整体などの施術を受ける前後の身体の状態が大きく変化した場合に好転反応が起こります。
例えば、長い期間の猫背だった人が、一度の施術で姿勢を真っ直ぐにできた場合です。
骨格などで背中が丸くしている状態では、痛みの出なかった腰や首は急に伸びやすくなる為に、身体が驚いてしまい、筋肉や神経が好転反応として信号を出します。
急に身体が、大きく変化してしまうと身体の色々な場所や症状が好転反応として起こります。
②刺激が強い、長い刺激を受けた場合。
整体などの施術を身体に受けた時に、刺激が強かったり、長かったりすと好転反応が起こります。
今まで整体などの施術を受けたことがない方や、普段から長時間マッサージを受けているという方ですと、その日と次の日に痛みが出ると言われる方がいます。
この場合、整体などの施術で受ける刺激された強さや時間で痛みが出ている可能性が考えられます。
確かに、症状がある悪くなってる部分を沢山の施術を行えば、良くなるように感じます。
1日で良くできる施術の効果には上限があるので、それ以上の施術をやってしまうと痛みとして出てきてしまうこともあります。
何事も、やり過ぎは良くないということです。
なんでも、ほどほどに
好転反応が起こった時は、こんな感じ3つ
①痛み
整体などの施術で、指で押して緩める指圧などは浅い筋肉や皮膚などの凝りを捉え、緩まって改善した時には、
凝り固まっている軟部組織を一度壊すことによって、身体がその部分をより早く治そうと血液が集まったり回復しようとします。
その際、痛みとして好転反応が出る場合があります。
もしかしたら施術の刺激が強かったり、施術の時間が長かったりすると、同じような反応が出るので注意が必要です。
施術を受ける前などに施術者に伝えてあげてください
②怠さ
みなさんも、お風呂や温泉に入った後に身体が怠くなることを経験した時があると思います。
身体の血液量が少ない場所や筋肉の中の酸素が少ない状態から、一気に血流の流れが急に良くなると
怠さとして身体に出て感じてきます。
それと一緒で、整体などの施術の後も、血流の流れが急激に良くなることや、今まで筋肉の動きが悪くて筋肉の中に入っている酸素が少ない状態から、新しい血液に入れ替わって、酸素の多い柔らかい筋肉になると、怠さとして好転反応として起こる事があります。
また、今まで血流の流れが悪く、動きも悪く、筋肉や関節も動いていなかった部分が一時的に筋繊維が破壊されて、徐々に回復、改善されて施術の後に2日から3日くらい、怠さが強いこともあります。
その場合は、身体が休んでほしいサインなので、水分を沢山とって寝てください。
③眠気
整体などの施術を受けた時に、酸素が少なくて硬い筋肉がほぐされると、身体がリラックスして副交感神経(寝る時に作用する神経)が優位な状態になる事があります。
副交感神経が優位になることで、より血行が良くなり、眠気やお腹が鳴ったりを引き起こすことがあります。
普段から身体が緊張しやすい、力を抜くのが苦手な方などは、筋肉がほぐれる影響で緊張が解けやすくなることもあります。
2日から3日くらい眠気が強くなると場合もございます。
この場合も、身体を休めるサインですので、沢山水分を取って、寝ちゃってください
好転反応と揉み返しの違いについて
整体など施術を受けると、揉み返しが起きやすい方がいます。
もしかしたら好転反応が起きているのと、一緒になっている事があります。
これらの違いは、基本的に症状の持続期間が挙げられます。
好転反応の場合は、
安静にして休めていれば、2、3日で好転反応が落ち着き、症状も改善に向かいます。
一方で揉み返しの場合は、
強すぎた施術だったり、同じ箇所を繰り返してしまったり、筋肉繊維を過剰に傷がついてしまい、炎症、腫脹など熱をもってしまったりが3日以上続いてしまうことがあります。
その場合は、一度施術を受けたところに対応方法を聞いてみてください。
基本的に、痛いときに温めるのはオススメできないので、まず冷やすことをオススメします。